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オステオパシーは1864年に3人の子供を感染症で亡くし、自らの手で救えなかった医師アンドリューテイラースティルによって1874年に6月に誕生しました。
スティルは、この他にも伝染病により開業医の父を亡くし、弟はモルヒネ中毒者に陥る事も経験しました。当時の薬物医療には憎悪の念を抱いていたと言われています。
これらの事から医療に対して疑問を感じ、
人体の60~70%は筋骨格系である事や、自身がブランコで首をひっかけて昼寝をした際、頭痛が消失した経験から研究を重ね、薬では表せない自然治癒力のシステムを導き出し後世に伝える形を最初に作りました。
スティルは
病気は解剖学的な以上の結果、生理学的に不調和が追従したものである
と言葉を残しています。
有名な著書『トムソーヤの冒険』作者マークトウェインもミズーリ州出身で、熱心なオステオパシーの支持者だったと言われています。
オステオパシーの研究に熱心だったためオステオパシーという名前は他人からの案を採用したものだったという事です。
アメリカのオステオパシーが採用されている病院では、肺炎やうっ血性心不全、脳梗塞後の後遺症へのリハビリなどの入院患者へ
為に、施術が行われています。
アンドリューテイラースティルの残した言葉です
『健康な状態を見つけ出すのが医者の役目である。病気ならだれでも見つけられる』
オステオパシーは体の機能障害を正常化します。
西洋医学では、病気を各器官の独立した異常として捉え、局所的、あるいは対症的に治療します。例えば、胃潰瘍になれば、その原因を追求して治すのではなく、結果として発症した潰瘍そのものを薬や外科療法で治します。
西洋医学は各機関を独立したものととらえており、専門科として分け症状のある部分に対処的な処置をします。検査、物療、投薬、外科手術など局所的な判断を下します。
対してオステオパシーは、局所の症状は結果であると捉え、そもそもの人の体がどう崩れているか?に着目し、からだ全体を一つのユニットとしてとらえ処置をしていきます。
オステオパシーは、体の枠組みに関連する構成要素、すなわち先ほど述べた人体の60~70%を占める
の機能に障害または変化をきたした状態のものを正常化させる事で、治癒力を起こしやすい体を作り上げることが仕事とされています。
骨格や筋筋膜が過度に緊張して、血流やリンパ液の流れが少なくなり神経に栄養が送られなくられなくなると各障害を起こすと捉えるのです。
動きが悪くなり滞りが起こって、栄養不足で筋肉の状態が悪くなり(姿勢不良など)慢性の腰痛や肩こり頚椎症が起きる。内臓などに栄養がいきわたりにくくなり食べられなくなる。瑞々しさが失われ皮膚が荒れるなど。
急性のケガを癒すのも体の中で行われているものですよね。
アンドリューテイラースティルは
『オステオパシーは、人間がどうして出来ているのか、病気になったとき、どうしてそれを治すのかについての実用的な知識である』
と言葉を残しています。
オステオパシーが見つけ出した原理について解説します。
人体はすべてが関連しあっています。例えば、爪も首や頭に影響し得るという事です。肌荒れも肌だけの問題ではないという事です。精神も含めて一つの物体としてとらえます
機能と構造というのは、血流、リンパ、エネルギーなどの流れがある場合、骨格、筋肉、筋筋膜が維持されるという事です。停滞している場合は、構造が維持できないという事です。
なので、カイロプラクティックの理論的に骨格だけ調整しても、機能の流れをは呼び戻すことが難しいのです。
オステオパシーの教育現場で基礎となるものは
詳しく解説すると、肘が痛いから肘を見るのではなく、体全体を見て一番活動していない部分を処置する。病気を見るのではなく、患者を診る、そして治療する。影響が全体に及ぶようだったら、そこで施術は終わるのが基本です。影響が全体に及ぶという事は、血液の流れがそこに行っているので、後は血液に任せる。人の回復は人知の及ぶものではないので血液という細胞に任せる。初心者は施術をしすぎて壊す傾向にある。
オステオパシーの創始者アンドリューテイラースティルは、テクニックを後世に伝えませんでした。それは、オステオパシーはテクニックが重要なのではなく、体を知る事、病気とはどんなものか?健康とはどういう状態か?を生徒たちに知ってもらいたかったからです。
それさえ知れれば、テクニックは自分で作れるという事です。
こちらは、可動性に制限がかかっている関節部位に直接的に力を加える方法です。ボキッて鳴らします。
カイロプラクティックのやり方に近く、関節部位を正常に導いていきます。
力の加え方によって瞬間的に圧力をかけて行うスラスト法、テコの原理を応用した技法などがあります。
こちらは、現在のオステオパシーの主流ともいえる手技です。可動性の制限がない方向に関節部位を動かすことで、緊張している筋肉・靭帯などが緩みます。そうすることで脳神経にその状態を把握させ、関節の可動性を正常化させるのです。無痛性で安全・優しいテクニックとなっています。
W,G,サザーランドが体系化した頭蓋のマニュピレーションは、体の一番上にあるあまたの領域も背骨のように人体の一つとして調整されます。
頭は一番上にある領域なので、施術回数が進んでいった際に調整される部分になります。「
オステオパシーDrローレーンスジョーンズが考案した対応する圧痛をストレッチなどの無理な方向へ伸ばすのではなく、最も楽なポジションで保持することで
筋筋膜、神経などの流れを止めている状態を解消する方法です。
近年ではストレインカウンターストレインを歯科医現場で扱う方も。
近年はフランスの療法士ジャンピエールバラルによって体系化された手技です。
内臓は神経で脊髄と結びついています。脊椎の状態が良くなければその信号は脊髄を通して内臓にも伝わります。猫背続くと『生理痛』『胃痛』になったりするのはこれのシステムからと考えられます。
その逆も場合もあり、内臓の動きが正常でなくなれば、不調の信号が脊髄に伝わり脊椎を捻じ曲げ、筋肉、筋筋膜、血流、リンパ、神経などに影響を与えます。
その正常な動きを直接再構築をしてくのが内臓マニュピレーションです。
筋膜リリースは、元々オステオパシーの言葉です。日本で普及している筋膜リリースとは大幅に違います。
筋筋膜を調整しながら循環、神経への栄養状態を良好にしていきます。
※オステオパシー施術者でもあまり選択されない方法です。
生理学者、英国のJ.M.リトルジョンはアンドリューテイラースティルとオステオパシー創世記に共に過ごし、自国に帰った際独自の手法を編み出しました。それがクラシカルオステオパシーと言われています。
※良い手法ですが、これだけではある程度までの手法です。
リンパの流れは骨格筋で行われます。この流れを少なくなった場合、呼吸や関節を使い他動的に運動を加えることでむくみの排出などを行えます。
オステオパシーは手で癒すことから、インチキだ!とか、その行為はキリストの実が行う行為として教会からも追放され、挙句の果てにはカリフォルニア医師会からオステオパシードクターは医者じゃないと裁判まで起こされていました(1973年に全ての州で医療行為と認められる)
それでも関わった市民やスペイン風邪の流行時の功績、薬の効かない病気や様々な現場での支持があり、政治に負けないオステオパシーは実力で残ってきた哲学と言えます。
※アンドリューテイラースティルは功績をたたえられミズーリ州の名誉市民になりました
鈴木 友貴(すずき ともたか)
1979年9月生まれ
仙台市出身
◆経歴
2002年 赤門鍼灸柔整専門学校
柔整科柔道整復科 卒業 柔道整復師免許所得
2008年 赤門鍼灸柔整専門学校 鍼灸科 卒業 はり師きゅう師免許所得
2014年 全日本オステオパシー学院 卒業
2014年 自律神経失調症専門のからだの治療院おあしす 開業
◆保有国家資格
柔道整復師,はり師きゅう師
2023/5/27更新
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